オーディオの話


四方山話



第1章

「理想的な音? よい音楽? への探求」
原則は、常に大変重要です。
「良い音」と言う表現がありますがいったいどういった物なのでしょうか?

天国で奏でられるような音を私たちの心の中で再現する?否、現実に空気振動として
再現することこそがオーディオシステムに求められる部分なのです。
 演奏がソフトウェアなら、システムはハードウェアで、そのハードウェアのすべてに
ユーザーは責任を持つということです。
 それは大きな感動を与え、魂を揺さぶり、涙させる(事があるかもしれません・・笑)。
 僕は残念ながら演奏家では有りません
(もてたい一心でしばらくチャレンジしていましたが・・・挫折)
奏者の到達(倒錯?)している精神的な世界を感じることはできそうです。

 さてこの理想的な音(精神的な部分も含めて)をわかっていると悟らないと、
いつまで経ってもいい音には出会えないようです。

ハードウェアを比較する際に初めは、どの音も同じに聞こえるものですが、
そのうちにかなりの差を感じるようになります。
そうなるとそれは、深みへの第一歩、道のりはまだ始まったばかりです。

もっとも自分が気持ちよく聞ける音になっていればそれが一番です。
気持ちいい音というのはふとしたときに思い出したように聞こえる、
そして普段は気にしなければ雑音にもならないような音です。

 次回はレコードについて。




第 2 章

レコードの話をしようと思ったのですがそれは次回に回させていただいて。
アンプの中身で書き足りなかったことを少し書かせていただきます。

 本来アンプという物はあくまでも入ってきた音をそのまま増幅する物であり、いっさいの色づけは
許されないのですが電機部品の組み合わせである以上特性に差が出てまいります。
それが音色となって現れるので、JAZZに向いているとか、ヴォーカルの声が・・・などと言った言葉が
オーディオ誌の評価欄に書き綴られることになります。
それも楽しみの一つです。

 自分の自宅も含めて、いろいろな構成をするにあたり、まずどれを交換しても違いがはっきりわかるのは
アンプの実力があってこその話のようです。
アンプ自身のレベルが低い物ですとスピーカーを換えても、デッキを交換しても、
意外に音色の変化は少ない物です。
高性能なアンプになればほんの些細な変更もダイレクトに伝わってきます。
それがわからなくなって始めて次のステップへ移ることができます。
そうなると深い奈落の底へ一直線に進むことになります。(笑
 
 今回のアンプでは、コンデンサーの特色をいやと言うほど味わいました。

 試した種類は7種類、回路の場所によって影響する部分が変わるのです。
低音がくっきりしたり、聞こえなかった音が聞こえたり、必ずしも高価な部品が良いとは言えないようです。
真空管自身の持ちうる能力とのバランスをみながら組み合わせる必要がありました。
表現は悪いかもしれませんが聞こえすぎる位細かい音まで拾ってきてしまう組み合わせもありました。
しかしその場合は音楽を聴くと言ったことにはやはり適切ではないようです。
うまく表現できませんが、音楽ではなく機械音を聞いているような雰囲気です。

 いずれにしてもこのように変化してしまうと、本当の音って何??と言うことになり、
又深みへ・・・(笑
 いずれにしてもまず聞きやすい音が大前提ですので、過度にならず表現力のある音を今後も目指します

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